歯ならびでお悩みの方は
矯正歯科とは、一般的に不正咬合、例えば出っ歯・乱ぐい歯・八重歯・受け口などを、装置を使ってきれいな歯ならびにしていく治療方法のことです。
これは、単に見た目によい歯ならびにするというだけではありません。
- みがき残しを減らし、むし歯や歯周病を予防すること
- 正しい噛み合わせになることで、身体の様々な不調を改善すること
このような効果もあるのです。
幼少期の矯正治療について
きれいな歯並びのための矯正治療は、まだ骨の柔らかい小児期に行うのが、最も効果的です。通常は、上下の歯がはえ揃った時に始めて、18歳頃までに終了するのが理想と言われています。
私たちはお口のホームドクターとして、お子さんのお口の成長と健康を、責任を持って見守ります。
きちんとしたブラッシング指導を行い、お子さんやおうちの方との共同作業で治療を行います。
きれいな歯並びと虫歯のない歯になるように一緒に頑張りましょう。
矯正治療の意外な効果
意外だとよく言われるのですが、スポーツでは、歯並びの良さや咬み合わせも重要な要素です。
集中力を高めたり、バランスをとったりするときなど、歯を咬みしめるときに奥歯にかかる圧力は、その人の体重にも匹敵するといわれています。
また、上下の歯がしっかり咬み合っていないために、肩こり、腰痛はもちろん、肥満、便秘、内臓疾患など、様々な病気や体の変調を引き起こす要因になることもあるのです。
矯正治療には、むし歯・歯周病などの予防だけでなく、身体全体のバランスを整える効用もあるのです。
セカンドオピニオンもお受けしております。
矯正歯科は担当する歯科医によって治療時期や治療方法が異なることがあります。
矯正治療は一度始めてしまうと途中でやめることは難しい治療です。また、治療結果に満足がいかなくても、簡単にやり直しができるものでもありません。
主治医を変える…ということでなく、きちんと納得して治療を行えるよう、私なりの視点をお伝えします。
お子さんの歯並びや噛み合わせについてお悩みや疑問な点などございましたら、お気軽にご相談下さい。
矯正治療の流れ
- 1. 診査・診断
- 2. 歯の移動、あごの成長の調整
- 3. 装置の除去と保定開始
- 4. 定期健診・観察
使用する装置、抜歯の必要の有無、治療期間などを決定します。
装置をつけて、歯の移動、あごの大きさなどの調整を行います。
装置をつける治療期間は、永久歯が生えそろっている場合は1年~2年、永久歯が生え揃っていない場合は、2年~4年になります。ただ、治療内容や治療への頑張り度で、矯正治療の期間にはかなりの差があります。
歯がきれいに並んだら、矯正装置をはずし、後戻り防止のための保定装置を新しく装着します。
保定装置とは、本格的な矯正治療が終わった後に、歯が戻らないようにする装置です。安定するまでは、せっかくきれいに並んだ歯が、自然の力で最初の状態に戻ろうとしてしまいます。それを防ぐために必要な装置で、装着期間は約1年~2年です。
後戻りがないか、せっかくきれいに並んだ歯が虫歯になっていないかなどを検診します。